不定愁訴(ふていしゅうそ) 自律神経失調症

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自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、内臓や器官に異常がなくても、その人の生活習慣の偏りなど

何らかの原因によって交感神経や副交感神経の中枢である自律神経の機能が調和を乱すために起こります。


そのため臨床検査を受けてもこれといった異常が見つからない場合が多く見られます。


自律神経失調症は、その人の生活習慣や感受性、ストレスの強弱などが関係しています。


重度のストレスが長期間に亘ると、身体的にも精神的にも疲弊してしまい、生体の恒常性を維持する機能(ホメオスターシス)が崩れ

体調のリズムの異常=自律神経失調症となってあらわれます。

自律神経の役割

自律神経失調症

人間の体は、外部の環境に適応するため、常に生命活動を続けるホメオスターシスという生体の恒常状態を維持する機能が備わっています。


ホメオスターシスを保つために全身をコントロールしているのが自律神経です。


人間の意志と係わりなく活動する自律神経には、交感神経副交感神経の2つがあります。


交感神経には、心臓の動悸や血圧をコントロールして精神活動を活発にする働きがあり


副交感神経には、内臓や諸器官の働きをリラックスさせる働きがあります。

自律神経の働きがもたらす感情の変化

人間は大脳皮質の働きによって、感動したり物を考えたり、記憶したりする、他の動物には無い能力を備えています。


しかしながらこのような能力は、「食べる」「眠る」などの本能的な欲求や喜怒哀楽の自然な感情まで抑えてしまうことがあります。


その結果、大脳皮質と本能的な欲求を生む出す大脳辺縁系、自律神経の中枢がある視床下部との調和が乱されることになります。

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