不定愁訴? 自律神経失調症? 更年期障害?
ストレス社会といわれている現在、多くの男性や女性が理由が分からない身体の不調、精神の不調を感じています。頭痛やイライラ、動悸や息切れ、めまい、立ちくらみ、吐き気、不眠や慢性疲労、のどの詰まり感、肩こりや腰痛など・・・こうした症状は働き盛りの30代や40代ばかりでなく、10代後半から70代まで、実に様々な年代の人たちにみられます。
これらの不定愁訴と呼ばれる症状について、その症状や治療法、予防法などの基礎的な知識をご紹介しています。
ストレスは、女性ホルモンのアンバランスなどの身体の変化によるものだけでなく、その人が抱えている不安や悩み、社会的状況、その人の性格なども大きく影響を及ぼします。
・完璧主義で責任感の強い人
・真面目で几帳面な人
・神経質な人
・自分で行動を起こさずに、人に期待してしまう人
・人にどう思われているかがとても気になる人
ストレスをためやすい性格の人は
うつの症状や不安障害、不眠などの心の症状が強く現れる場合があります。
若い世代の場合はイライラ感や意欲がわかないなどの症状が、中高年の場合は眼精疲労・肩こり・手足の冷え・めまいや立ちくらみなどの症状がストレス初期に多く見られます。
疲れやすい・腹痛・下痢・便秘・不眠・イライラ感などが出始めると、日常生活に支障が出始めます。
人づきあいが億劫になってきたり、無気力・無意欲などのうつ状態が表れてきたら、婦人科や心療内科などを速やかに受診しましょう。
ストレスや過労の多い現代社会では、交感神経が絶えず緊張していなければならない状況にあるため、心身症や神経症、うつ病などの心の病気は、誰にでも発症する可能性があります。
また思春期や出産、更年期は、ホルモンバランスが大きく変動する時期のため、ストレスによって心の病気にかかる女性は少なくありません。
適切な治療を受けて、本来の自分を取り戻しましょう。